iPhone/iPod touchのリッジレーサーですが、たまにiTunesを立ち上げたらいつの間にかバージョンアップしていました。
というわけで、それほど期待していた訳ではありませんが、買ったソフトでもあるし、バージョンアップしてみました。
その結果は予想以上でした。
難易度Easyで、デフォルトの車、デフォルトのコースでアーケードをプレイしたところ、ぎりぎりで最初にチェックポイントに滑り込め、1周出来ました。それほど苦にならずに。そこで、寝転がった姿勢では正確なハンドル操作は無理なので姿勢を正して再挑戦。実に初めての3周完走を実現しました。
何が変わったのか分かりませんが、ともかく走れるようになってきました。
そうすると、走れるという自信がゆとりになるのか、いろいろ気を配る余地も出てきました。
この時点での感想は以下の通りです。
- 音楽は文句なくいい
- チェックポイントをクリアすると出てくるヘッドオンも洒落ている
- 画面が見えにくいのが困りもの。どちらに曲がっているかも良く分からない
まるで、初代PlayStationで初代リッジをプレイしているような気分ですね。
ところがどっこい §
しかし、その後、上手く完走できなくなってしまいます。
なぜかといえば、意識的にドリフトに入れるようになったから。
まともな走りはドリフト抜きでは難しい、ということでドリフトに入れるわけですが、その後の体制が上手く決まりません。車が後ろを向いてしまうケースも多数。
いろいろ調べた結果、以下のことが分かりました。
- カーブに入る
- 本体を傾けてハンドルを切る
- 曲がりきれないと思う
- アクセスを切ってブレーキを押してドリフトに入れる
- 本体が傾いたままなので、更に過剰に車体が回ってしまう
- そのまま1回転して元の向きに戻る場合は、タイムロスが大きいので、嬉しくない。後ろを向いて止まってしまうと、タイムロスがもっと大きくて、もっと嬉しくない
というわけで、対処は以下の通りでした。
- ドリフトに入れると同時に本体を逆に傾けて、ハンドルにカウンターを入れる
あれ。書いてから気づいたけれど、これってPlayStation時代のリッジと同じじゃないか。コントロールが違うので、気づくのに遅れてしまったのか。
この原則に気づいて完走。07'20"026 157.475km/h 6位になりました。まだまだあまり上手くありません。
カスタマイズ §
カスタマイズの項目が増えているのでしょうか。傾きセンサーを使わない方法もあるので少し試しました。左右のボタンが画面に出てくるType4は確かに走らせやすいと思いましたが、正しい位置を触覚で確認できないので、とても疲れます。いちいち目で見ないと正しい位置が分からないわけですね。右と左で指を移動する必要があるので、アクセルのように置いたままというわけにも行きません。
結局ハードの問題か §
現時点での問題は以下の2点に集約されます。
- 少し遠い場所がどうなっているか分からないという表示能力の問題 (ゲーム機ならPS3どころかPS2で既に解決されていた)
- どのオプションを選んでも微妙な問題が残る操作の問題 (これは初代PSのデジタルコントローラで既に問題なかった。どうしてもアナログ感覚の操作が欲しければネジコンもあった)
つまりほとんど全てiPod touchの問題です。
だからまあ、これらの問題はおそらく「もはや今後のバージョンアップでも永遠に解決しない」と思って良いのでしょう。あとはプレイヤー側の慣れと乗りこなしだろうと思いますが、これはメーカーが客に甘えて良い話では無いでしょう。
これからどうするか §
いいノリノリの音楽に乗って何も考えずに走っていると気持ちいい、という世界に入りつつあります。もうちょっと慣れれば完全に入れるかも。そうなったら、もっと気分転換や暇つぶしに遊べるようになるのかもしれません。
ただ、この路線に未来は無いと思います。明らかに、プラットフォーム選定ミス。表示能力は携帯デバイスである以上やむを得ないと思えても、操作性は別。ボタンが付いている普通の携帯ゲーム機の方が確実にずっと遊べます。